先日、小学生の林間学校の生徒さんが美の山公園を散策していたお話をしました。


彼らが2日目に必ずと言っていいほど寄るのが埼玉県立自然の博物館です。

上長瀞(岩畳の上流)にあって、長瀞の喧騒から離れた、ちょっと高原を思わせるエリアにある素敵な博物館です。

何と、子供さんは無料で大人も200円です。


この博物館は、元々長瀞の観光に大きく貢献した秩父セメントが地元の魅力再発見(貢献)の観点より所有していた博物館が前身と聞いています。

秩父セメント・三菱セメントに代表されるように、秩父地方は地質学の宝庫なんです。

シンボル・武甲山の石灰岩はその象徴で、純度は日本でも指折りとか。

両神山の向こう側には日窒鉱山という鉱石を取る村が昭和40年代くらいまでありました。

今は廃村みたいになって往時が偲ばれます。

何千人という住民がいたそうで、人気演歌歌手の興行が時折ありました。

山を歩いていると、結構石切り場が多いのも秩父の山々の特徴です。

そんなわけで、秩父は地学の研究者の方にも絶えず注目されるスポットなんです。

意外とアカデミックでしょ。


自然の博物館は、そんな秩父固有の地質も体験でき、また秩父の大自然の概要を勉強できる施設です。

美の山公園で自然を満喫し、いこいの村で宿泊、夜は秩父屋台ばやしに熱狂し、

翌日はちょっぴり楽しく勉強、おまけにライン下りやラフティングも楽しめる、

そんなプランを家族旅行、子供会、学校の社会科教育で催行してみましょうよ。

都心からも近いから、絶対喜ばれると思います。

以前、子供たちと行って、結構大人も楽しめるなあという感じでしたよ。


天然氷だけが長瀞の名物ではありません。(氷はとってもおいしいけど・・・)

ぜひ訪ねてください。