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冬の風物詩 干し柿

[2011年11月28日]

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とある土曜日の午後、外出したついでに太田の「石橋庵」というお蕎麦やさんに立寄ったら、店の隣の納屋の2階に秩父の冬の名物・干し柿が吊るってあります。「あ~、もう冬なのねん」と思って視線をおろすと、倉庫の塀の向こう側に大量の柿が置いてありました。

「そうだ、そういえば、吊るし柿うちでも作れるなあ、帰ってみんなに相談しよ!」

「よお、みんなあ、干し柿できるかい?(こういう場合は秩父弁でお願いするのに限ります)」

「なに言ってるん、わたしゃ、かみさんちから渋柿もらって吊るし柿作ったで!500個1人で」

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「!!!」 いたいた、早速何でも屋さんが! では柿を手配しなければ・・・。

ここからが少々苦労しましたが、結構高いんです。渋柿なんて吊るし柿くらいしか用途ないと思うんだけど。

今年は柿が記録的な当たり年で、道のあちこちで柿の木にぶら下がって放置されているのがたくさんあったので、ただでもらえるかと思いきや、とんでもねえわけだいね!



で、山小屋のおじさんは秩父ネットワークで何とか探しあてました。この人、秩父では昔ながらの有名な方ですが、お話ししたら、この方のお父さんと、私のおやじが幼なじみだったなんておまけまでついて、他の秩父の食材も融通してもらえる、いい出会いでした。「うちのおやじと、Aさんのおやじはなんともだったですよ」

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「えっそうかね。」で、百年の知己のような待遇を受けるのが、秩父のつきあい方です。ご参考まで・・・。(秩父はみんなが親戚みたいなもんです)

で、手に入った柿をみんなで剥きました。秩父音頭は歌わないけど、ほとんど秩父弁でにぎやかな仕事ぶりです。全く秩父人(ちちびあんと呼んでください)は根アカです。「おらや、腰つかわなきゃだめだって言われたからよお、この間、腰使ったでえ~」「はあ、そうかい」・・・・・・・

さて、前置きが長~くなりましたが、そんな経緯で吊るし柿を作りました。渋皮を包丁で剥いて、ビニール紐の両端に柿をつけて、竿に垂らして、風のない南側の縁側に吊るすわけです。天日干しすること約2週間で、水分が蒸発して、甘~い干し柿に変身です。

今の時期、まめな家の軒先には、この干し柿が吊るしてあります。秩父夜祭りは12月3日ですが、チチビアンにとって一年の節目である、この夜祭りに来た家族や親戚にお土産として持たせるわけです。ですから、夜祭り前には商品としてはまだ出回りません。また、柿を干せる時期も11月後半~12月初旬と決まっているそうです。

2階の宴会場の南側が日当たりが良いので、はしごで上って吊るしました。合計約600個! こんなに吊るして一体どうするんだい?と質問。

「悪いようにゃあしねえから、せいぜい頑張って作ってくんな!」と秩父弁で気勢をあおるおじさんでした。

この柿がどうなるかは、お教えしません。知りたい方はいこいの村へ来て下さい。「味見できるかって?そりゃあ言えねえな!」


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